2014年度矢上祭「東山奈央の秋色フェスティバルin矢上」イベントレポート

こんにちは
本イベントにて司会を務めさせていただいた、たまいと申します。
こえけん!は去る10月11日に声優の東山奈央さんを矢上キャンパスお呼びしてトークショーを開催いたしました。
それではイベント内容について順番に触れていきたいと思います。

0. リハーサル・打ち合わせ
何事にも物事を成功させるには入念且つ綿密な練習が必要です。
東山さんはイベント開始の4時間も前にキャンパス入りしてくださったので、十分なリハーサルを行うことが出来ました。リハーサル中はサークル員共々、緊張がまだ抜けきっていないのか、ややぎこちない様子だったのですが、東山さんの優しい、癒やしボイスや可愛い仕草のおかげで会場の雰囲気が徐々に和んでいったような気がしました。かく言う私も東山さんと打ち合わせをしつつ、とりとめのないおしゃべりをしていたら緊張が和らいでいきました。サークル員のアフターケアならぬビフォーケアまでしてしまう東山さん、すばらしいです!

1. オープニング
「せーの!」「なおぼー!!」という掛け声で東山さんをお呼びし、イベントが始まりました。会場が普段授業で使っているような教室だったので、教壇の前に立った東山さんに「授業を始めます!」といきなりボケていだだき、笑い声の中、自己紹介や本日の意気込みを語っていただきました。

2. 質問・お悩みコーナー「東山奈央のNao on Air ~なおが素直に答えます~」
ラジオ「東山奈央のドリーム*シアター」でお馴染みの「ストップウォッチをカチッ」をしていただいて、お客様から事前募集した質問やお悩みに甘く優しく答えていただきました。
内容は、
「東山さんの元気の源は?」「大学在学中学んだことで声優業に役立っていることは?」「得意料理はなんですか?」「留年しちゃいました」「母親にアニメの良さをわかってもらえません」などなど、真面目なことからネタ枠までいろいろなことを聞かせていただきました。

個人的におもしろかったのは、このコーナーの序盤で、今回のイベント台本を統括したサークル員を東山さんが名指しでいじっていただいたことです。本イベント最後のプレゼントコーナーでは、お客様に東山さんに関するクイズを出題したのですが、その問題内容がなかなかに難しい物で、事前打ち合わせの際に、東山さん本人に「なんでそんなことまで知ってるんですか!?」と驚かれたほどだったのです。そして、何を隠そうその問題製作者が、台本統括だったのです。彼自身は、会場の一番後ろの席に座っていたのですが、東山さんに名指しでいじってもらえて、とても幸せそうでした。もちろん、台本にこのような段取りは書かれておらず、完全アドリブだったのですが、お客様も大勢笑っておられたので、結果オーライだったと思います!そういう事も含めて学園祭イベントですもんね!

他にも、「お水おいしい?」という、若干お約束気味の質問がありましたが、東山さんはきちんと「おいしいよ!」と答えてくれました!

3. 続・質問コーナー「もっと知りたい奈央のこと♪」
このコーナーでは休日の東山奈央さん像について、○×カードを用いてテンポよく答えていただきました。内容は「1日中寝ている?」「麻雀をする?」「女性声優さんとデート?」「ヒトカラは?」などなど10数問答えていただきました。

4. ランキングコーナー「東山奈央キャラクター総選挙」
学祭イベントではよくあるランキングコーナーですが、ただ単にお客様から好きなキャラクターを募集し、発表するだけではおもしろ味がないと思ったので、今回は事前に東山さんにキャラクターの絵を描いていただき、それをお客様に当ててもらうという形式にさせていただきました。ランキング結果は次の通りでした。

1位 中川かのん(神のみぞ知るセカイ)
2位 九条カレン(きんいろモザイク)
3位 由比ヶ浜結衣(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)
4位 桐崎千棘(ニセコイ)
5位 湯音(異国迷路のクロワーゼ)

お客様の東山さん愛と東山さんのかわいい画力の高さによって見事、すべての絵を当てていただくことに成功しました。各キャラクターの紹介をしつつ、東山さんに彼女たちの魅力や演じた時の気持ち等を語っていただきました。また、番外編では東山さんが演じられた動物キャラクター、犬やカモ、なまけものについても少し触れさせていただきました。

5. メインコーナー「目指せ国際人!DIVE TO THE WORLD」
皆さんご存知の通り、東山さんは様々な声色を駆使して、多くのキャラクターを演じ分けることに定評がございます。そんな特技を活かすコーナーをしてみたい!ということで誕生したのがこのコーナーです。

このコーナーにおけるストーリーのおおまかなあらすじは、大学1年生の主人公が、学内の留学生に感化されて、夏休みを利用して、英国、フランス、オーストリア、中国を旅し、各国々で様々なチャレンジをしつつ、成長するという話です。
東山さんには、主人公の「西山奈々」役を演じていただいた他に、相棒のペンギン人形、外国人1,2,3,4、スチュワーデス、機長、母親の9役をその場で演じ分けてアフレコしていただきました。

まず、最初は飛行機に乗って英国に行くのですが、その機内のスチュワーデス及び機長アナウンスを流暢な英語で行っていただきました。たまに英語が日本語にまざる愉快な話し方をするキャラクターを演じることが多い東山さんですが、実際の英語の発音もとても綺麗ですばらしかったです。まるで本物の外国人が英語を話しているようでした。

1つ目の国、英国では突然現地の人に道を尋ねられ、それを英語で説明し、きちんと案内できたかどうかをお客様に判定していただくチャレンジを行いました。もちろん東山さんは完璧な英語でバッチリ道案内をする…と思いきや、いきなり台本も無しに英語で道案内をするのはやや苦手だったらしく、たまに日本語が入ったり、言いたい単語が出てこなかったりと悪戦苦闘しながらチャレンジをこなしていました。ですが、そんなあたふたしている東山さんがすごいかわいかったらしく、お客様もあたたかな目線で見守っていた…ような気がします。私自身もかわいいな~と思いつつ隣で見ていました(笑)。

2つ目の国、フランスではとある「マナーに厳しい5つ星レストラン」に入っていただき、フランス料理におけるマナークイズにチャレンジしていただきました。ここでは「入店後、ハンドバッグは椅子のどこに置く?」「ナプキンを膝にかけるタイミングは?」「フォークとナイフ等の使う順番」の3問を出題しました。1問目と3問目は見事正解した東山さんですが、2問目をハズしてしまい、店から追い出される(という設定)結果となってしまいました。

次の国オーストリアでは、音楽の都ウィーンにやってきたということで、1~3音の和音を鳴らし、それを当ててもらうという音感テストをさせていただきました。東山さんが最初の1音目「ド」程度なら難なく当ててしまわれることは予想していたのですが、その後の2音、3音の和音も少し悩みながらも、見事正答してしまったので、とても驚くと同時に、「すげぇ!!!」と本番中に関わらず本気で感動してしまいました。私は音楽に全く詳しくないのですが、これがいわゆる絶対音感ってヤツなのでしょうか?東山さん…ハイスペックすぎます!

最後の国は中国。更にラジオ「東山奈央のなおのこと!奈央のこと♪」にて出演されていたアニメ「咲-Saki-」仲間と麻雀を打つようになったというエピソードを聞いていたので、簡単な麻雀問題にチャレンジしていただきました。1問目では、とある手牌を出して、それが合計何翻なのか当てるという問題です。
今回は「平和,一盃口,三色同順,混全帯么九,ドラ1」というよくある跳満手を出題させていただきました。最近は麻雀をしていないらしく、即答!というわけには行きませんでしたが、1つ1つ役を指折り数えながら見事正解していただきました。ただ、途中で3翻!と自信満々に答えられた時には少し驚きましたが…(笑)。
2問目は与えられた26牌から役満を1つ作る、という問題です。この問題は作成する時にものすごく頭を抱えて悩むに悩みました。麻雀を知っている人ならばわかると思いますが、役満というものは数え役満を除くと、刻子系、多面張系(緑一色や九蓮宝燈、四暗刻単騎待ち)、国士無双の3つに大分されます。東山さんに回答していただくにあたって、多面張問題などを出題してしまって、難しすぎてもかわいそうだし、国士や四暗刻などといったひと目でわかってしまうものを出すのも、問題としておもしろくなく、あまり良くないのではないか…といった感じに問題制作は困難を極めました。というわけで最終的に出来あがったものがあの「七対子字一色」です。これならば麻雀初級者の東山さんにも調度よい難易度だったのではないでしょうか?

さて、話が少しイベント中から離れてしまいましたが、この第2問目、東山さんにとっては少しだけ難しかったようです。与牌の中にあえて白を4枚、發を2枚、中を3枚用意していたので、「あと1枚足りない~」と嘆いていました。ここで突然「この白に發って書いてもいいですか!?」とお願いされた時には思わず笑ってしまいました。もちろんダメです。結局、会場のお客様の方が先に答えに気づいたらしく、「字牌字牌!」「七対子だよ!」と多くのヒントを叫んでいただき、なんとか正答にたどり着くことに成功しました。ただ、この「七対子字一色」東山さんは少しだけ納得いっていない様子でした。まぁ、そんな表情もかわいかったので私は満足なのですが(笑)

私はこの2.5年間、学園祭イベントにていくつかこのようなストーリー台本を作りました。その多くは時事ネタやアニメ等のオマージュ、セリフの拝借等でお客様の笑いを取るような形式でした。しかし今回のように、声優さんの演じ分け等の純粋な技量、ステージ上での動きや表情、ちょっとしたアドリブだけでもお客様を十二分に魅せられる、ということを学びました。もちろん、単純にコミカルチックなおもしろいストーリーによって笑いを取ることが間違っているわけではないと思います。ただ、それだけが全てではないということを東山さんや、事務所の方々に教えてもらったような気がしました。

6. プレゼントコーナー
最後はお客様おまちかねのプレゼントコーナーです。例年は席番号をくじにして抽選を行うという方式を取っていましたが、今回はお客様にクイズに参加していただき、正答し続けた方々に、先ほどのランキングコーナーにて東山さんが描いてくださったキャラクター色紙をプレゼントさせていただきました。問題内容は、「本イベントの正式名称」や「今回の司会の名前」といった簡単なものから、「東山さんの小学生時代に所属していた部活」や「東山さんのラッキーナンバー(中学受験時の受験番号)」といった東山奈央検定1級レベルの問題まで出題させていただきました。そんな超難問がある中、見事全問正解された方々、おめでとうございます。すげぇ。

そしてあっという間にエンディングコーナー。東山さんに今日の感想を語っていただき、お客様との記念撮影を行いました。写真の方はインテンション様のスタッフブログ内にアップロードされています。最後は東山さんによって「慶應義塾大学制圧!」「バンバン!」と制圧していただき、イベントは幕を下ろしました。

本イベントは90分間でしたが、本当に短いと感じました。東山さんとのおしゃべりはとても楽しく、私も司会4回目ということが関係しているのかもしれませんが、今までで一番安定した完成度の高いイベントだったのではないかと自負しております。もちろん反省点も多々あると思いますので、それについてはきちんと省みたいと考えています。そして何より、改めて奈央ちゃんの魅力に気づいたような気がしました!
本イベントに携わってくれたサークル員の皆さん、事務所のスタッフの方々、東山奈央さん、ありがとうございました。

以上で、「東山奈央の秋色フェスティバル」レポートまとめとさせていただきます。御清覧ありがとうございました。